お花見の定番「花見団子」、三色の色と並びに決まりがあるって本当? 「食」のクイズ(8)

移動・歩行支援用品 2022-03-26 88824 0

お花見の定番「花見団子」、三色の色と並びに決まりがあるって本当? 「食」のクイズ(8)

    お花見の定番「花見団子」、三色の色と並びに決まりがあるって本当? 「食」のクイズ(8)そもそも三色って?赤(ピンク)は分かりますが…… 【問題】お花見の季節になると、和菓子屋に並ぶのが「花見団子」。色の異なる3つの団子を串に挿した三色団子です。この花見団子の三色の色と並びについて、正しい

お花見の定番「花見団子」、三色の色と並びに決まりがあるって本当? 「食」のクイズ(8)

    そもそも三色って?赤(ピンク)は分かりますが…… お花見の季節になると、和菓子屋に並ぶのが「花見団子」。

    色の異なる3つの団子を串に挿した三色団子です。

    この花見団子の三色の色と並びについて、正しいものは以下のどれで…そもそも三色って?赤(ピンク)は分かりますが……


お花見の季節になると、和菓子屋に並ぶのが「花見団子」。

    色の異なる3つの団子を串に挿した三色団子です。

    この花見団子の三色の色と並びについて、正しいものは以下のどれでしょうか?

(1)赤(ピンク)、白、緑の三色を用いる。

    並びは串の先からこの順に並べる。

    
(2)紅白と黒の三色を用いる。

    並びは関東と関西で違いが見られる。

    
(3)桜を表す赤(ピンク)を串の先頭に挿す。

    他の二色の色と並びは、地方によりいくつかのパターンがある。

    

答えは次のページ!

由来には諸説あるようで……


(1)赤(ピンク)、白、緑の三色を用いる。

    並びは串の先からこの順に並べる。

    

花見団子の色と配列は伝統的に決まっていて、串先から赤(ピンク)、白、緑の順に並べます。

    
その由来には諸説ありますが、いくつか代表的なものをあげます。

    (参考[1]

(1)春の情景を表すとする説
雪(白)に包まれ新芽(緑)が芽吹くなか、桜の花(ピンク)が咲いている様子を表している、とする説があります。

    
また、空には太陽(赤)、大地には残雪(白)、雪の下では新芽(緑)が芽吹いているという、雪解けの大地の情景を表すとする説もあります。

    
いずれにしても、春の息吹を感じさせる風情のある情景ですね。

    

(2)縁起の良い色を集めたとする説
『赤(ピンク)』は紅白の紅で、運気を上げるとされます。

    『白』は紅白の白で、清浄を表し邪気払いの力があるとされます。

    『緑』はヨモギの色で、やはり邪気を払う力があるとされます。

    
このようにおめでたい色を組み合わせた縁起物だとする説があります。

    
ただしこの説ではなぜ赤・白・緑の順番なのかは定かではありません。

    

(3)ひな祭りの「菱餅」の色と配列にならったとする説
お花見と同様、春の風物詩であるひな祭り。

    花見団子は、ひな祭りに飾る「菱餅(ひしもち)」の色と配列にならったという説もあります。

    
ただし菱餅は、江戸時代初期には、緑のヨモギ餅と菱の実を混ぜた白い餅の2色だけで、明治時代になってクチナシの実を入れた赤が加わり3色になったという説があります。

    
もしそれが事実だとすると、豊臣秀吉の時代が発祥とされる花見団子が菱餅にならったとする説は成り立たないかもしれません。

    

(4)季節を表すとする説
『赤(ピンク)』は桜の色で「春」、『白』は雪の色で「冬」、『緑』は新緑の色で「夏」を表している、とする説です。

    
秋がないのは、「飽きない」と「商い」にかけて、「飽きが来ず商売が繁盛する」という意味に通じるとされます。

    
とてもユーモアのある説です。

    

このように、花見団子の色と配列には決まりがありますが、その由来については諸説あり、定まっていないというのが実状です。

    しかし、言葉と同様に、伝統や文化も時代とともに形や意味が変化して行くもの。

    真偽は別として、それぞれの説が持つ意味合いや風情を楽しむのも、花見団子の一つの味わい方と言えるかもしれません。

    

並び方には順番があるんだね

(参考)
[1]「お花見団子の三色の意味は?」(一般社団法人 日本和食卓文化協会)
「花見団子」「花より団子」のいわれとは?


慶長3(1598)年の春、豊臣秀吉は京都の醍醐寺(だいごじ)に三宝院(さんぼういん)の建物と庭園を造り、三宝院裏の山麓で盛大な花見の宴を開きました。

    宴を開くにあたり、醍醐山の中腹まで、畿内から集めた700本の桜を植樹したそうです。

    これが歴史上有名な「醍醐の花見」です。

    息子の秀頼や正室の北政所(きたのまんどころ)、側室の淀、三の丸など女房衆1300人余りが参加したといわれています。

    (参考[2]

場内には茶屋も設けられ、茶会や歌会が催されたそうです。

    このときにお茶菓子としてふるまわれたのが、三色団子(花見団子)であったといいます。

    当時はお花見はまだ上流階級の催しでしたが、江戸時代中頃になると庶民の間にも浸透し、以降現在まで、花見団子はお花見のお供として親しまれてきたといいます。

    

花見団子はお花見のお供


お花見は奈良時代の貴族の行事が起源だと言われます。

    奈良時代には中国から伝来した梅が高貴な花として鑑賞されていましたが、平安時代になると次第に桜が鑑賞されるようになりました。

    梅や桜を鑑賞しながら歌会などが開かれましたが、飲食を伴うことはなかったようです。

    鎌倉・室町時代には、貴族の風習が武士階級にも広まり、庶民にも定着したのは江戸時代中頃だといいます。

    

その頃には、桜の下で重箱の弁当などを広げ、酒を酌み交わすこともあったようです。

    「花より団子」という言葉が生まれたのもこの頃で、「江戸いろはかるた」の一つとなっています。

    「花より団子」の団子とは、花見団子のことだったのですね。

    

(参考)
[2]「豊太閤花見行列」(醍醐寺ホームページ)

出題:三井能力開発研究所 代表取締役 圓岡太治

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